ユーロ円、月足で示された「三角持ち合い」
今年のユーロ円相場を振り返ると、トレンドラインの範囲に収まる動きとなりました。みごとにペナント2008年7月に付けた高値169.96円から下げ、2012年7月の安値94.10円で反発し、次第に上下のトレンドラインが強く意識されていくような展開となっています。ユーロはブレクジットに関する不透明さに加え、新型コロナウィルスによる経済への打撃が来年も続くことを考えると、ペナントの先が交わる来年末あたりまで方向感のない動きを...
続きを読む米大統領選後のドル相場は2016年11月の再来となるのか?
ドル円相場は先日のファイザー製薬とビオンテックによるコロナワクチンに関するニュースにより米株式相場が大幅に上昇したことで約2円の上昇となりました。一方米大統領選はひとまず決着し、来年のバイデン大統領就任後の新型コロナ対応、オバマケア継続など、政策も具体化し国民の間に安心感が広がれば個人消費にも期待が持てるでしょう。またFRBによる「ゼロ金利政策」の方針転換という話もあり、ドル高の要因になっているようで...
続きを読む大統領選とドル円相場
連日アメリカの大統領選の報道一色という状況ですが、為替相場への影響は「どちらが大統領になるかよりもFRBの金融政策」の方が大きいと言えるでしょう。前回の大統領選で予想に反してトランプ氏が当選した時のような当日の混乱、そしてその後の円安ドル高という展開はないでしょう。結局コロナによる経済への不安が払拭されて再び個人消費が活性化されることが重要だと思います。その意味ではワクチンの開発は一つのカギを握って...
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